陶芸を始めたきっかけ
何で陶芸をはじめたの?
って、よく聞かれる。
自分の使う器が作りたくて。
〇〇焼きが好きで。
昔から焼き物に興味があって。
日本の文化が好きで。
とか。
いろいろあるかもしれないけど。
全部。
違う。
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何で陶芸はじめたの?
私は
小さいころから絵を描くことが好きで
自分で工夫して物を作ることが好きで。
その流れで
大学は美大に進んだ。
その学部は
舞台芸術。
最初は
みんなで何かを作り上げる。
文化祭の延長のような楽しさを感じていたけど。
総合芸術だけに
作業は分担。
そこに
物足りなさを感じていた。
その時に
湧き上がってきた思いが
「最初から最後まで、自分で。
自分の手で物を作りたい!」
だったの。
今から考えたら
木工でも
ガラスでも
布でも
何でもよかったのかもしれない。
でも
出逢ったのが。
土だった。
だからこそ
最初は器はほとんど作ってなかった。
ただただ
土で
想いを形にしていた。
いわゆる
オブジェのようなもの。
今は
オブジェという言葉は
私は使わない。
でも
土と出会えたことで
朝から晩まで
土のことだけ考えられるっていう
幸せな時間を経験することができた。
土から派生して
器を作るようになった。
その後
田んぼや畑に関われるようになった。
土壁塗りや
土間たたきなんかにも関われるようになった。
気づいたら。
土とは
切っては切れないご縁の中に
生活があった。
自分が最後まで
責任もって関われることをしたい。
その想いから。
土とのご縁が始まりました。